以前の記事でゴトー日EAを作りました。
(復習)ゴトー日トレード: 5,10のつく日の仲値に向かってドルが買われるトレンドに乗るトレード
(復習)仲値: 毎朝9時55分に金融機関が決める為替取引の基準となるレート
上記復習からわかる通り、ゴトー日トレードは仲値トレードの一種です。
仲値トレードのほうが取引チャンスが多いので、多少成績が悪くても総利益はゴトー日トレードよりも大きくなる可能性があります。
検証結果
仲値EAの実行結果をゴトー日EAの結果と比べてみましょう。
ロット数と期間を合わせて仲値EAとゴトー日EAを稼働させました。
結論:ゴトー日EAのほうが成績が良く、仲値EAを動かす意義は少ない
以下、各項目について解説します。
・残高グラフ:傾向は似ているが、ゴトー日EAのほうがなだらかな上昇
・純益:取引回数が増えているにもかかわらず、ほぼ変化なし
・プロフィットファクタ:1.17とゴトー日(1.76)より大幅ダウン
・期待利得:これも大きく下がり、スプレッド負けする可能性あり
・ドローダウン:残高グラフからもわかる通り、ドローダウン額も大きくなっている。
結論:もうひと手間必要か
仲値のほうが取引回数が多いですがその分損益が安定しない+利益もほとんど増えないため、仲値トレードをするのはゴトー日に限定するほうがよさそうです。
ただ、今回の検証では単純に「仲値にむけて買い」、「仲値過ぎたら売り」だけ行っています。
仲値トレード自体にはゴトー日ほどではないにしろ優位性が確認できたので、ほかの手法と組み合わせて使うことで有用なEAになる可能性はあると思います。
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